潜水日記

思考の記録です。

日記(20200607)

罫線

 昔、私は百科事典で調べ物をすることが好きだった。

 携帯電話はあったけれど、二つ折り携帯の時代。そもそも私がケータイを持てるようになったのは中学2年生からだ。パソコンも今ほど普及していなかった時代。何か調べたいことがあれば、Googleで?そんなものはなかったよ。

 だから調べたいことがあったとき、あるいは、正確にそれを理解したいとき、私は図書室の、図書館の百科事典のコーナーに足を運んだ。私は調べ物が上手。お目当ての項目を探しては読みふけり、場合によればもっと詳しく書かれている本を見つけ出し読み漁った。でも思えば、私は専門的な知識を求めるというよりは、程々の深度の情報をできるだけ多く集めたかったんだ。多分ね。

 小学生の頃にやっていたことの延長線上にあるようなことを始めた。

 まずは罫線のリングノートを買った。リングノートなのはたまたま。2冊目はリングノートじゃないものを選びたいな、2冊目を使うことになれば、の話だけれど。

 1ページ1テーマと決めた。表紙の裏には目次を書くことにした。以下そこから抜粋。「アメリカ全土で広がるデモについて」「ピカタの作り方」(ピカタはめちゃめちゃ美味しい食べ物です!)「パッタイ」(成城石井で売っていたやつを食べた。酸っぱかった)「極限の孤独 死を見つめ生を思う」(新聞の記事の切り抜き)など。本当はもっと個人的なものもあるし、エッセイめいた自分の文章もあるけれど、抜粋はその中でもかっこつけてみた。

 これを、例えばEvernoteでやればメリットもたくさんあると思うのだけれど、Evernoteは基本的に溜めるだけの空間で読み返したりはしない。紙のノートはページをぱらぱらめくらないといけないから、何回も見返す機会が増えるような気がして。だから好きなの。

 罫線のノートに文字をたくさん並べたかった。私が手書きで文章を書くときは言葉を長く繋げられない。これは反省の余地あり。自分のことばだとだらだらと文章を書くことができないから、調べたことを書けばそれなりに罫線が埋まるのではないか?と思った。そしてそれはある程度成功していて、1週間ほど続けられているから私にしては上々じゃない?この調子でやっていこう。

 

 今年の5月6月(序盤)は夜が涼しいのがとても嬉しい。この時期こんなに夜は涼しかったか?違う気がする。去年の5月と今年の5月、平均風速を比較してみたい。今年はやけに風を感じる。

 風が吹いているだけで多少暖かくても気持ちがすっきりする。空気が動いているから何かの香りがふっと鼻先を通り過ぎていく。嬉しい。そろそろ私の住む場所も梅雨の季節になっていく。余裕があれば可愛いビニール傘を買いたいけどな。どうだろう、出会うチャンスがないままに強烈な日差しが天下を獲りそう。

 

給付金

 給付金…ね…。本当に届くべき人に速やかに届いているのだろうか。私たちの世代でアップデートしていかないと本当に駄目なんだろうな、私はアップデートできているか?ということを考えている。給付金については「全額使う」ってことを考えている。今のところは。全部きっちりと何に使ったかまでメモしておく。一つひとつ意味と願いを込めようと思っている。

 

返金

 それとは別で中止になった公演のチケット代が返金されたので、何に使おうか思案中。本来なら行くはずだったところに別の形でお金を還元できたらいいのだけれど、使い道があんまり無くてどうしたものか…。グッズは使わないからな…。まったく関係ない英英辞書を買おうかと考えている(英単語の正確なニュアンスを知りたい場合は、英英辞書がいいんですかね)。明日にはどうなっているかわからない。

 

5月の写真

合計で170枚の写真を選んできた。5月もまた10枚選ぶ。本当にどこにも行かなかったけれど、4月の教訓を生かし細々と撮っていた。錆びたシャッターの写真と、コインランドリーの写真がお気に入り。合わせて去年の5月の写真を見る。美術展に行き、ラーメンを食べ、海岸の砂浜を歩き、マニキュアを爪に塗っていた。どれも今はできていないこと。365日分の相違。時間が私を知らないところに運んでくれる。生きていれば。

 

羨望

友人のことを考えていた。私の身近に、パッと思いつく限り二人羨ましく思える人がいて、そのうちの一人。どちらも人に好かれ愛され、また同時に愛されることをができる人間だった。それが私は羨ましいと思っていて。羨望が嫉妬に変わり嫌悪になる気配もあるし、正直嫌いだなと思わなくもないけれど、どうでもいいという気持ちもあり、なんだか不思議だなと考えていた。まあそれなりに自分の好きなことをやってきているから、羨ましいとは言え諦めているような節もあるのかもしれない。呪いたくなるぐらいなら、私は関心を失うために何か別のことに夢中でありたい。

関連して、弱気になって「私は可愛げがないから」とポツリとこぼしてしまう。焦った。思っていてもそれを口に出すことはまず無いから。「いやあんたは可愛いよ」と言ってほしかったのか?いやいやご冗談を。行きつけの美容師さんには「ほんと媚びないよね~~~」と言われてしまう。媚びる、とは。

 

ウィスキーをちびちび飲みながら書く。隣にはやさしい麦茶があって、両者の色は驚くほど似ている。もしかして、このやさしい麦茶のペットボトルにウィスキーの水割りを詰め替えたら、合法的に(合法的に?)会社でウィスキー飲めるのでは?と思ったよ、ということを報告して今日の日記はおしまい。私は麦茶を飲みながら仕事をしたい。