ベランダの実験室

思考の記録です。

憧れのコーヒー(20181105)

時々変なところでディテールに拘るのが私の癖。

例えば。私の中の映画『魔女の宅急便』でベスト3に入るシーンは、オソノさんがキキにコーヒーを振舞うシーンである。

赤色の艶っと光っているヤカンが火にかけられていて、その横でオソノさんがマグカップにインスタントのコーヒーの粉を入れている。自分とキキの2人分。造作もなく、スムーズにスプーン一杯の粉を入れる所作は、それが日常的なものだということを見る側に伝えている。沸騰したお湯をこぽこぽとカップに注ぎ、自分の分とキキの分をもってテーブルにつくオソノさん。座るキキにさりげなく取っ手を向ける手つき。ああ素晴らしい。

例えば。コンビニのホットコーヒーを飲みながら作業をするのが好きだ。マグカップでもいいけれど、紙コップの手触りやコトンと机に置いたときの音が好き。ようやくホットコーヒーを飲んでもいいかなと思える季節になってきたので嬉しい。

例えば。ドラマで登場人物たちがコーヒーを飲んでいるシーンが好きだ。オフィス備え付けのインスタントコーヒーでもいいし、自販機のコーヒーでもいいし。ああ、でも紙コップが良いなぁ。缶コーヒーだと少しテンションが下がる。

 

このように、私の中でコーヒーは憧れの飲み物なのである。いつだって私は憧れを燃料に生きている。夢を見させてくれ、と思っている。

今の憧れは、ニューヨークの朝、サンドイッチとホットコーヒーを路上で注文して公園でそれを食べることである。なんとも風情がある情景ではないか。いつか。