ベランダの実験室

思考の記録です。

言葉が消えたけれど、文字を思い出して(20181102)

怠慢だ。ついに私の中から言葉が消えた。すごく、悔しい。日常に飲み込まれてる。多分あと一週間くらいで収まるのだけど、本当に、悔しい。

ということもちゃんと残しておいて落ち着いたらまとめることにしたい。

 

最近の話をしよう。

再び万年筆を使い始めた。ミドリのMDノートとラミーサファリの組み合わせ。素晴らしい。私はノートにひたすら文字を走らせる行為をこよなく愛しているわけだが、それはきっと私の字が上手いからだ。

誰かに「上手いね」と認めてもらう必要性は全くなく、私は私の言葉を紡ぐ時に一瞬だけ己の言葉を咀嚼するために、文字が上手でなければならなかったのだ。私が納得する私の字でなければならなかった。だから中高生の頃は自分のノートが大嫌いだった。あんな醜いものそうそうない、と思っていた。字が今より「下手」だったのだ。

ブルーブラックのインクでするするとペン先を走らせる。私はひらがなの「る」が好き。「か」も好き。カタカナの「ク」と「ワ」は苦手。漢字なら「静」が好き。でも、書くのは「嫌」とか「馬」とか、そういうものばかりだ。もちろん「馬」の字、6画目のあのペン先のしなり書くのは大好きだけど。

 

あなたの好きな文字は何でしょう?それはとても興味がある。毎回自己紹介で言って欲しい。単語じゃ駄目なの。意味はこの際不要だから。でも漢字を書くのは楽しいよね。

写経もやってみたい。そこに意味を見出しては駄目なの。ただ文字の形を追いかける。「書く」という行為を楽しむ。写経ね、やってみたい。

ブルーブラックのインク瓶の中身はまだまだなくならない。今度は緑とか赤とか、そういう色を試してみたいな。

 

言葉が生まれた。良かった。私はまだ大丈夫。