ベランダの実験室

思考の記録です。

傷が治ってきた

いいかげん幼子でもあるまいし、激しい運動をしているわけでもないから、傷を作ることがない。

しかし、最近犬に噛まれた。めちゃめちゃ痛かった。どれくらい痛かったかというと、噛まれた瞬間傷の痛みよりもショックが上回って、本当に体調が悪くなった。具体的には、冷や汗が出てきた。血の気が引いた。心臓がどくどく鳴って吐き気がした。立ち上がる。とりあえず水で冷やした方がよさそうという思考は働くのに、とんでもない眩暈。気持ち悪い。吐き気。眩暈。そして痛み。耐えきれずくずれるように横になった。天と地がぐるぐるしている。

ここまでの一連の流れ、小型犬にガブって噛まれた際のものだ。

ガブっでこれなのだから、例えばサスペンスドラマである刃物でぶすりと刺された日には、まともに立ち上がれる気がしない。絶対痛い。痛いより、多分ショックだ。何もできないと思う。

 

それはさておき。

 

噛まれた傷が、治ってきた。

一番深く噛まれたところにかさぶたができた。浅めに噛まれたところは、ほぼ元通り。

 

すごい。

 

最近で一番「あ、私生きているなー」って思った。とりあえず私の身体は動いている。変わらないように見えて、日々変化している。すごい。

 

感動したのでこれを書いているけれど、書きながら思う。そうか「リストカット」の仕組みはこれに近いのかもな、と。あ、でもリスカは何度もやってしまうから治らずに跡になって残ってしまうのか。じゃあ、違うな。私は傷が治るのを見て「自分生きているな」と思ったのだから。切ること。痛むことに意味は見出していない。

 

傷はアクシデントだ。傷を望むわけにもいかないから、さて私はどうしたら自分が生きていることを確かめられるのだろうか。実感が欲しい。例えば爪が伸びているなーとか?

・・・。嫌だ。