ベランダの実験室

思考の記録です。

世界を統べているっぽい人

目の前の優先席に座る1人の男性。

座席の1.5人分を堂々と使い、左手首には時計(でもとてもとても高価そうな時計ではない。趣味悪いなとは思うけど、そこまで不快ではないな)右手首にはこれは謎なのだけど、直径2cmくらいの玉がゴロゴロ輪っかになったブレスレットをつけている。謎だ。数珠の玉がでかくなったバージョン。ビー玉よりも大きい。その人はガムをくちゃくちゃとしている。ヘッドフォンで自分の心地よい音楽を聴いているわたしにはその咀嚼音は届かない。ありがとう米津さん。髪はほどほどに短髪ら後ろに撫で付け固めている。ピンクのネクタイにブルーの細かい縦のラインが入ったシャツ。まあ、センスについてはわからんから黙っていよう。

ここまで書いて言うのもなんだけど、そこまでこのおじさん、わたしにとって不快な人ではない。このおじさんはまだまだ良い方だ。怒鳴らない。舌打ちしない。香水のにおいがしない。全然おっけー。でもこうして「観察」してしまうのはやはり気になるからだ。

時々、いる。自分が世界をまるで統べてるかのような、どっしりと構えた雰囲気の人。

羨ましい。羨ましくて、疎ましい。なんでこんなにもどっしりとしていられるのだ。世界に対して何も恐れることなどないような態度でいられるのだ。その泰然とした様子が、わたしの神経を逆撫でする。

私は毎日毎日こんなにも不安で自信がなくて、他者からの言葉をいちいち気にしてしまうというのに。ああ、羨ましい。

世界を統べてるっぽい人間の人は、まず体の使い方が大胆だ。

体積が大きいというか、空間の使い方が思い切っている。どーーーんと鞄やら紙袋やら当ててくる人とかも、鞄やら紙袋から30cmくらいの空間は自分のものだと思ってる節、あると思う。キャリーケースとかもそういうところ、ある。

ああ、羨ましい。妬ましい。それは、自分の空間を侵害されてるような気分になるから?もしくは、きっと世界を統べてる感人間の人は、私の気持ちなどさっぱり理解できないのだろうと勝手にイライラしてしまうのだろう。

心のゆとりがないとき、私はそうして他人を攻撃したくなる。

 

ま、往々にして、体の使い方とか空間認識、その人の姿勢でなんとなく伝わってしまうこととかあるから、見ているのは面白いなぁーと思っています。

それほど怖くなければ、舌打ちしなければ、大声で喚かなければ、大概の人はいいですよ…紙袋当てられるのも許容します。