ベランダの実験室

思考の記録です。

泥沼の日々の端にて

 約1年前。私はドロドロの沼の中にいた。

 どうしていいかわからなくて、ひたすら部屋に籠って、時にはふらふらを街に繰り出して喫茶店で一杯のコーヒーで数時間も時間を潰した。

 

 やりたいことなど、なかった。

 生きていることが一体何なのかわからなくなる、という底なし沼にはまった。

 すべてが意味のないことだと思えた。自分は孤独なのだと思った。

 

 こうして書くと、だいぶ病んでいるというか酔っているというか、ある種の「状態」である。しかし、当時は切実なことだった。誰にもそれを笑わせない、と思った。

 

 どうにかこうにかして、私は今も生きている。傍目から見ると割とまともに見えていると思う。朝同じ時間に起きて、勤勉に生き、夜は爆睡の日々。

 

 まともに見える。自分でも、もう私は大丈夫なのではないか、と思う。だけど、いつあの「状態」になるか、そういう「恐れ」みたいなものは常に付きまとう。いつスイッチが入るか。いつダメになるか(ダメって言っちゃいけないと思うけれど)。

 

 どうにかこうにか生きている。沼はすぐ近くにある。いつなんどき足をとられてもおかしくない。だけど、できるだけ私は生きる。そうすると決めているのだ。

 

 綺麗な景色を見たい。心から感動するものに日々出会いたい。それぐらいしかないのだ、私には。