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祝福の日々

私-好きなこと=ブログ、です。

20160712 ONとOFF

ドラマ

 フジテレビ系列関西テレビの新しいドラマ「ON 異常犯罪捜査官 藤堂比奈子」をリアルタイムで見ました。

www.ktv.jp

 サスペンスドラマ大好き、かつ、変な登場人物が活躍するドラマはとっても好きなので興味を引きました。面白かった、あれこれ推理しながら、当たったり外れたり、楽しめたし。面白かったです。ほんと

 

サイコなドラマ

 このドラマは、いわゆる推理を積み立てて謎を解き明かしていく、人情や日常に寄り添った刑事ドラマではありません。常人の思想を超えるものを突き付けるドラマです。

 私はドラマ「ストロベリーナイト」も見ていましたし、アメリカの刑事ドラマも割とグロテスクなものも多い中見ていたので、グロいものに耐性がある程度はあると思っていました。それでもなお、このドラマはグロいと思います。特に冒頭の意味深な殺害現場(女の子が殺されているやつ)と、実際に問題となる殺人現場(男が殺されているやつ)はしっかり演出していましたね。あんまり思いだしたくありません。おおお、こういう系統なのね、と思いながら見ていると、波瑠さん演じる主人公藤堂も割と危ない人でサイコパス的な感じ。この時点で人を選ぶドラマだなぁ~と思いました。

 

伏線を散らばらせた初回

 初回2時間スペシャル、ということでしたが、なんと初回だけで事件は解決しませんでした。というか事件は最終回まで解決しないかもしれません。つまり、視聴者は知っているけど主人公は知らない「絶対的な悪」に、主人公たちがどうたどり着くのか?みたいな内容になる可能性も含めた終わり方だったからです。だけど違うかな~(「この人悪者!と思わせておいて、実は違った」という展開を今のところ予想していますが。)

 初回は、主人公の秘密、そのパートナー的存在の闇、なんとも怪しい臨床心理士の先生たち、解決されていない事件、などなどなど。今後のストーリーに関わってくる伏線というか謎がたくさん用意されて終わりました。

 

 それだけでなく、第1話内でも構成としてかなり多くの伏線めいたものを用意されているなぁという印象を受けました。

 

 過去に発生した事件の情報を収集し、それを「興味深いです」と笑える主人公に対して、横山さん演じる正義感あふれる刑事が叱責する場面。誰でも被害者になりうるこの世の中、刑事は犯人にムカついてなきゃいけねーんだよ、的な内容だったと思いますが、まさにその直後、主人公の近しい同僚が殺されたり。ここで、熱血刑事が言っていたことが活きてきます。

 あとは鑑識の女の子が序盤の現場でかなり取り乱していた様子をきっちり描くことで、同じく同僚の子が殺された際にもその子が派手に取り乱していることに不自然さがなかったり。(つまりそういう感受性の強い子なんだという認識を事前に視聴者に与えておく)

 

 なんでこの演出あるんだろうなぁ~というのは、サスペンスドラマを見るときにもしかしたら鍛えられたのかもしれませんね。ドラマって案外無駄な要素がないものなのかも。

 

演者さん

 お芝居に関してはあれこれ言う身分ではないので「すごいな~」ぐらいしか言いませんが、主人公を演じた波瑠さんの素朴さといいますか、良い子な感じが役にハマっていて良かったです。主人公って相当変わっていて、例えば親しい同僚が死んでもその死体を冷静に検分できたりしちゃうわけですが、その「変人」ぶりがあたかも普通でしょ?と言わんばかりの「良い子」さ。逆に人間としては至極まっとうな反応を見せている熱血刑事が変なことして浮いて見えるという、よくわからない現象が起きたくらい。ですが、そんな良い子なのに、あれ、待てよ、この子、チョー怖い、という終盤の静かな狂気っぷりは、全身鳥肌が立ちました。すごい。うーん、すごい。引き込まれました。

 

ONとOFF

 ONとOFFが今後のキーワードになってくるみたいです。多分これからどんどん登場人物たちのスイッチが出て来ると思うのですが、知らなくてもいいこともあると思うしな~。ドラマがスイッチにならないよう、視聴者は楽しむくらいで見た方がいいと思います。自分の内側にある猟奇性へのスイッチを見つけることのないように。